ぐんま随一の景色を駆け抜ける!わたらせ渓谷鐡道のご紹介
みなさんこんにちは。今回は群馬県・栃木県を走る、わたらせ渓谷鐡道について紹介していきます。
魅力だらけの沿線の景色についてもたっぷり紹介していきます!
わたらせ渓谷鐡道とは?
まずは、わたらせ渓谷鐡道について詳しく紹介していきます。
概要
わたらせ渓谷鐡道は、群馬県桐生市の桐生駅から栃木県日光市足尾町の間藤駅までの44.1キロを結ぶローカル線になっています。
元々は国鉄足尾線(地方交通線)として、足尾銅山からの鉱山輸送などで活況を呈した路線でしたが、1973年に足尾銅山が閉山され、1986年には足尾線の廃線が決定しました。その3年後に第三セクター【わたらせ渓谷鐵道】へ転換され、今に至ります。
魅力・特徴
わたらせ渓谷鐵道は、渡良瀬川にそって線路が敷かれており、また山を切り裂くように進んでいく為、景色が大変に良いです。
春は桜が、秋になると紅葉が綺麗で、足尾線時代から「知る人ぞ知る」といった感じだったそうです。
ちなみに…
ちなみに渡良瀬の由来は、日光を開山した勝道上人が
川を渡りたいなあ…あ!渡るのに良い浅瀬を見つけた!
沿線のご紹介(乗車記録)
それでは早速沿線のご紹介をしていきます。
桐生駅
この日の使用車両は…?
この日乗車した車両は、WKT−500形の502編成で、2015年製造の最新型車両です。
愛称は「わたらせ」となっており、兄弟車の501編成は「けさまる」となっています。
新しい車両ですから、シートはふかふかでロングシートでも快適でした。
相老駅
早速出発していきます。映像・画像がなかなか撮影できておらず、資料の少ない状態でのご紹介になりますがご了承ください。
まず出発してから二駅目の相老駅に停車します。反対には桐生行きの列車が到着しています。基本的に、わたらせ渓谷鉄道は単線ですから行き違いのための停車もしばしあります。
ちなみに相老駅には東武桐生線も乗り入れており、特急りょうもう号が停車することになっています。
早速自然溢れる景色
大間々駅を過ぎるとすぐに綺麗な車窓が目に入ります。
川と綺麗なアーチを描いた橋?が目に入ります。
この日は祝日で多くの観光客の方が乗っていました。
水沼駅
この駅で多くの方が下車していきました。
水沼駅近辺は、沿線でも特に景色の綺麗なところで「八木原の里」は季節の花が楽しめる穴場スポットです。
また、駅に温泉が隣接されており、600円で入浴することができます。汽車の中から温泉マークを見つけたときの驚きっぷりは今でも忘れられません笑
※一日乗車券を提示すると2割引になります!お得!
神戸駅
暫くすると神戸駅があります。「こうべ」と読みそうですが、「ごうど」と読みます。紛らわしいですね。
そのことが原因で、国鉄時代は神土駅という名前にされていました。が、3セク化後は本来の地名通り神戸駅に改称されました。
かつての名残を存分に感じさせるホームは、見ていてとても楽しいです。
1両編成の列車がとても長いホームに停車している様子は、見ていて不思議な感覚になるものです。
また、ホーム有効長の先にかなり余裕を持って設置されたポイントが、ここで長編成貨物の行き違いがあったことを伺わせます。
神戸駅には他にも面白いポイントがたくさんあります。
桐生駅方面のホームには特急「けごん」として東武日光線を走っていた1720系「デラックス・ロマンス・カー」の4・5両目の2両が飾られています。車内ではレストランが営業されており、美味しいものが色々あるそうです。
間藤駅
最後に終点の間藤駅について紹介していきます。(写真はないです…)
間藤駅の周りでは足尾銅山の遺構を数多く目にすることができます。
今でも工場などが立ち並ぶ駅前の様子は非日常的で異様な光景ともいえます。
なかでも、本山製錬所や本山小学校跡地は見る価値が非常にあります。
鉱山が栄えていた、従業員やその家族が暮らしていた当時の様子が多少なりとも感じられるのではないでしょうか?
さいごに
いかがでしたでしょうか?あまりうまく説明・紹介できなくて恐縮ですが、景色も歴史も楽しめる路線ですから是非旅行に行ってみてはいかがでしょうか?本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。
おまけ:モデルルート(東京から)
渡良瀬の自然を感じるツアー
東京駅(9:22発)
↓なすの255号
→小山駅(9:58着/10:11着)
↓両毛線
→桐生駅(11:18着/11:27発)
↓わたらせ渓谷鐵道
→大間々駅(11:46着)
〜高津戸峡までの自然体感ウォーク〜
→大間々駅(13:30発)
↓わたらせ渓谷鐵道
→水沼駅(13:46着)
〜遅い昼食・八木原の里にて花見・水沼駅構内にて温泉入浴〜
→水沼駅(15:57発)
↓わたらせ渓谷鐵道
→相老駅(16:26着/17:04発)
↓東武特急りょうもう40号
→浅草駅(18:55着)
足尾銅山の歴史を学ぶツアー
東京駅(7:44発)
↓やまびこ205号
小山駅(8:22着/8:45発)
↓両毛線
桐生駅(9:48着/10:05発)
↓わたらせ渓谷鐵道(車窓を眺めながら駅弁を)
間藤駅(11:41着)
〜本山小学校跡や本山製錬所から足尾銅山の足跡を感じる〜
間藤駅(13:28発)
↓わたらせ渓谷鐵道
通洞駅(13:33着)
〜足尾銅山を資料館で知る(古河足尾歴史館・通洞坑跡)〜
通洞駅(15:17発)
↓わたらせ渓谷鐵道
相老駅(16:26着/17:04発)
↓東武特急りょうもう40号
浅草駅(18:55)