流氷に会える駅?釧網本線・北浜駅ってどんな場所?
皆さんこんにちは。今回は北海道の中でも、いや日本でも有数の景色を誇る駅北浜駅の紹介をしていきます。
アクセス・周辺情報なども掲載していきます!
北浜駅とは?
概要・場所
北浜駅とは北海道網走市の釧網本線にある駅で、古くからその景色の良さに多くの人がひきつけられていました。
有名な話では、映画「網走番外地」の第一章にて網走駅として囚人を駅から護送するシーンのロケ地として使われたというのがあります。
また、19代目の駅長が待合室に落書き帳を置いたり、「オホーツク海に一番近い駅」という看板を設置したりと独自のサービスを行い、そこから観光客が爆発的に増え、今に至ると言われています。
網走市の北浜地区の名をとった駅ですが、集落からは少し離れているため、駅前には特に何もありません。(隣にセイコーマートはあります)
地図で見るとこんな感じの場所です。広域図で見ていただきたいです。なんとなく道内での位置関係を理解できると思います。
歴史
北浜駅は1924年に開業しました。もともとは、濤沸湖が近くにあることから濤沸と呼ばれていた北浜地区。駅の名前も濤沸駅になるはずだったのですが、同じ読み方の駅が道内にすでにあったため(十弗駅)、北見国の浜にある駅だから北浜駅となりました。
先述の映画は1960年ごろ、19代目駅長の就任後観光客が増え始めたのは1980年代となっています。
後述しますから詳細は省きますが、駅の喫茶店「停車場」は民営化の前年1986年に開業しました。
流氷に会える理由
タイトルで「流氷に会える」と書いてしまったので、しっかり説明させていただきます。
勿論、本当に流氷に会うことはできます。駅・ホームの真正面が浜・オホーツク海になっており、冬になるとここにも流氷がやってきます。
ちなみに、ホームにあります名所案内にも流氷に関して記述されています。2~3月が見ごろのようですね。
私が行ったのが夏ですから、その時は見ることができませんでしたが、冬の様子はググると出てきますからぜひ見つけて見てください!駅には展望台もあり、上から見ることも出来ます。
駅舎の様子
北浜駅はその景色はもちろんのこと、駅舎も特徴的で見ていて面白いです。
駅舎の外観はこのようになっています。北海道に多い、プレハブ形式の駅舎です。改札などはもちろんなく、駅員も在中していません。
しかしながら、駅前にはポストがあり喫茶店も駅中にありますから釧網本線の駅の中でも立派な駅だと言えると思います。
駅舎内にも目を向けてみましょう。北浜駅の特徴と言えば何といってもこれ、壁一面に貼られた名刺やきっぷの数々。
見てみると、東京や大阪など多くのところから来たことを表すキップや凄い人たちの名刺がかなりたくさんあります。
駅舎の中には喫茶店「停車場」もあります。(中は基本撮影禁止です、ご注意あれ)
私はカツカレーを食しました。おいひいよ。(写真はイメージです)
ホームから見る汽車と海
さて、ホームも見ていきましょう。展望台もあり、眺望に事欠くことのないホームだと言えますね。
名所案内には流氷の文字がしっかりと刻まれています。やはり綺麗なのでしょう。
どこか哀愁漂う風情ある駅と汽車。このような絶景にこれまで何人の人が心を奪われてきたのでしょうか。
展望台の上に登ってみましょう。360度北浜の景色を見渡すことができます。
知床連山の案内も目に入りますね。道東は曇りがちなので、なかなかきれいにみることは難しいかもしれませんが、是非綺麗に見てみたいものです。
アクセスについて
アクセスについても簡単に紹介していこうと思います。北浜駅は網走駅からかなり近いですが、基本的に公共交通機関で行こうとするとかなり歯が折れます。バスも汽車もかなり本数が少ないですし、網走駅からの場合は石北本線との乗り継ぎが絶妙に悪いです。
しかしながら、網走駅からそう遠くはないので、網走駅前の「タイムズカーシェア」を利用することを強く勧めます。
1時間程度で行って・見て・帰ってこれる距離ですので、料金も1000円程度に収まりますし、とても良い選択肢だと思います。
レンタカーですと一時間単位で借りることはできませんし、何せガソリンも満タンにしなければいけませんが、このカーシェアならそこらの心配もなし。心強いと思います。ぜひご検討されてみてはいかがでしょうか。
これは網走方面から向かう方はもちろん、釧路方面からいらっしゃる方も同様で、一度北浜駅を通り過ぎて、網走駅に来たほうが得策だと思います。
さいごに
いかがだったでしょうか?要は、超絶景ということです(笑)
北海道に行かれる機会のある方はぜひ訪れて見てください!
それでは、ご覧いただきましてありがとうございました。